大島彩
aya oshima
1982
カナダバンクーバー生まれ東京都育ち
2000
お茶の水女子大学附属高等学校卒業
2005
東京藝術大学美術学部建築科卒業
2006-07
リヒテンシュタイン国立大学エリア・ゼンゲリススタジオ所属
2006
花王財団芸術文化部門助成金
2007
ドイツ建築博物館展示
2008
トウキョウ建築コレクション全国修士設計展グランプリ
2008
東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻益子義弘研究室修士課程修了
2009-17
青木淳建築計画事務所※現AS
2018
大島アトリエ設立
2020-
関東学院大学非常勤講師
2021-
東京都市大学非常勤講師
2009-2017
青木淳建築計画事務所担当作品
2009
NUOVA SEDE PROVINCIA BERGAMO COMPETITION↗︎
2011
Riding Project/Japan Liszt Raiding/ウィーン建築センター展示
2011
V&A EXHIBITION ROAD COMPETITION↗︎
2013
Nスタジオ/東京都渋谷区↗︎
2013
明日博本社ビルロビー改修/台湾台北市
2014
米洲日本橋店/東京都中央区↗︎
2017
濱江段多目的センター/台湾台北市↗︎新築、リノベーション、インテリア、会場構成、家具・什器等のデザイン
デザイナーとの協働(照明,テキスタイル,サイン,造園等)
お気軽にお問い合わせください(無料)。
ご面談の日時等を調整させていただきます。
mail:
oshima@oshimaatelier.com↗︎
〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-8-15
1-8-15ビル601
#601 1-8-15
nihonbashi horidomecho,chuo-ku,
tokyo 103-0012
1)お問い合わせ(無料)
2)ご面談(無料)
3)現地調査・初期案
4)基本設計・実施設計
5)工事・設計監理
一級建築士事務所東京都知事登録65433号
東京建築士会加入日本空間デザイン賞2023入選/59FU
GOOD DESIGN AWARD 2023/59FU
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新建築2024年4月号/59FU
住まいnet新潟vol.35/59FU
新建築2024年4月号/弥彦村アートプロジェクト 59FU
住宅特集2019年11月号/千駄木の住宅
Villa Kadonodai /residence/renovation 伊東別荘地にある温泉付き戸建住宅の改修
Gateway of 2 houses /exterior 旗竿敷地の奥につくる4m幅の門扉。その遠くからの構えと、門扉たらしめている要素の再編集。
Restaurant at the remains of the mansion /restaurant/renovation 河川・水路・二項道路に囲まれた島状の敷地にある、延床面積計400m2の邸宅を用途変更するプロジェクト。邸宅は木造在来軸組で最古部は築105年。
cafe/gallery 2021年から始まった「弥彦村アートプロジェクト」の実験と地域振興のため、弥彦山の麓に広がる広大な敷地を「59FU」と名付けて開発事業のマスタープランから取り組んだ。今までに古家のカフェ改修、テラスの新設、ランドスケープの追加までを完成させている。 古家の改修は、南北・東西2軸の突き当たりに開口を新設し、光と風を通し庭や水盤とつなげた。用途は当初想定されていたレストランでは飲食に集中してしまうことからカフェに変更した。それによって室内とテラスの両方での滞在が可能となり、アートプロジェクトの根幹にある「気づき」をもたらす時間と空間が生まれた。座席数は通常のカフェの半数以下となっており、収益性よりも空間の質を優先している。内装は古家の土着性・伝統性を希釈し、よりフラットな状態でアーティストを迎え入れるよう、まずは素地に近づけた。仕上げはすべて新規で、早出川の砕石・阿賀野川の川砂・弥彦土など近隣で採れた自然素材を用い、調合比率を変えながら耐力試験を繰り返した。素材の肌理を活かしながらも敢えて色形は抑えている。このチューニングは本来居心地を求めるカフェと、違和感を創出する現代アートという、相反するものの均衡を図らずに拮抗したまま空間に共存させるために行った。 テラスは原寸で試作を繰り返して完成した。屋根は、降雪地である弥彦村の積雪荷重を負担しないために開閉式のオーニングを開発し、日陰による居心地の良さ、眺望の演出との両立も図っている。床や手すりは、高耐久処理をした木材を31mm・23mmの異幅で交互に組み合わせた。疎密の変化をもたせることで、隙間から冬の雪を落とし、春夏秋の風景を切り取る。テラス全体を自然の軸線に沿って配し、忘れられていた越後平野とその先の山々を浮き上がらせている。 企画:柳田庸子/中本千晴/大島彩 マスタープラン:大島彩/酒井真樹/上條慎司 古家改修(監修):大島彩 古家改修:岡田英樹 テラス新設:上條慎司/酒井真樹/大島彩 テラス構:坂本憲太郎 庭:上條慎司 照明作品:岡安泉 テキスタイル作品:森山茜 写真:阿野太一(冒頭1枚、末尾3枚を除く)/arr.大島アトリエ
Tsujido house reduction /unbuild/residence/renovation 都心近くに南庭付き戸建住宅を建てることは、昭和の核家族のひとつの理想だった。30年経ち、子が巣立ちパートナーが思いがけず早く先立っても、この住宅で前向きに暮らしたい。その思いを抱える人は多い。初めに改修の相談を頂いたのは私と同い年くらいの娘さんからだった。一人暮らしをするお母様の日常の快適さを第一に、将来の介護、遺品整理、遠い将来までを見据えた依頼により、減築の提案となっていった。ワンフロアで生活が完結するよう1階に移したバスルームの天高は5.1m。土間コンの撤去により熱を逃したサンルームの天高は4.3m。それらをつなぐ動線を外壁外に内部化した。明るく、海と土を楽しむ、将来の生活を期待させた。根太の確認のため天井を剥がそうと伝えたときだ。ご婦人が、今は家という思い出を壊したくはない、と気づき、この計画は保留となった。減築は住まい手が自分の人生に向き合う作業であり、減築設計はそれに寄り添うもの。住み継がれる様子をゆっくり見届けたい。
Yahiko village art project 弥彦村と三条市に拠点を持つプラスチック製品製造業の企業から,廃材利用や新規事業参入を進める社風を育むため、「アート思考」を取り入れる骨格を一緒につくり建築も用意してほしいと声がかかった。企業メセナの素地があるフランスなどに比べ,日本では,芸術振興に先立ち地域や企業に向けたインセンティブが主流だ。しかしその中でも、制作や作品が目的のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは違い、弥彦村では迎え入れるアーティストと社員が日常を共に過ごす中で、社員が制作の発想に触れることに重きを置く点がユニークだった。まるでアーティストを酵母に企業を醗酵させ変容を狙うという主旨に、長い時間を見据えた寛容さを感じた。また、経済とアートの継続的な発展を模索するキュレーターが近年アート思考に注目しており、このプロジェクトにも関心を示し、限定的ではない文化も絡めた可能性を感じた。プロジェクトの議論はコロナ禍のテレビ会議に始まり、その後弥彦村のAIRに場を移している。 協働:柳田庸子/中本千晴
Kamakura mounting shop and apartment /shop/residence 神奈川県鎌倉市にある表具店の老舗。品格を保つ建築の構えと、単身者用集合住宅の合理性、オーナー住戸の居住性を、共存させる面白い方法を模索した。穴あきコンクリートブロックの用い方によって、各階毎でその役割・表情・過ごし方を変化させる案となった。隣には、本瀬齋田建築設計事務所の設計による集合住宅(2015年竣工)があり、今回の新築を含めた環境づくりにも目を向けた。 基本設計参加 協働:本瀬齋田建築設計事務所/G architects studio
Sendagi house /residence 凹凸の路地の奥に、集合住宅を解体して空地ができた。4つの分譲により端は不整形な敷地となる。夫婦は子どもと4人で住む新しい家のためにその北端を選んだ。敷地の北には昔ながらの2階建ての木造住宅が連なり、南には3階建ての整形の新築住宅が建ち始める場所だ。道が狭く搬入が困難なため、構造は木造に絞られた。山登りやキャンプによく行く建主は、ハンモックやブランコなどさまざまなものを吊るす生活と、それに合う素朴な家を望んだ。それを都心という理由で、均質な不燃材で覆うことは、どうもしっくりこない。そこで、ぎりぎり搬入できる長さの通し柱を用いて、外壁を耐火構造とすることで、天井の木架構を現しにした。1階には、アウトドアの道具をメンテナンスしたり収納したりする土間とポーチを設けた。朝は奥の水回りに光が射すよう空地を設け、昼下りは鏡引き戸に光が反射し、淡い明るさで満たされる。2階3階は、建物上部に入る日光を、トップライトやガラス床で家全体に拡散させている。ガラスはシールせずにゴムで精度よく固定し、建主が素材を交換できるようにした。トップライトを開けると階段から風が抜ける。階段は、家の中心にありながら、敷地の不軽形の妙で壁に沿っているため、光と風を通しながらも生活に自由度を与えている。ここでは、建物が前面道路との境界面に平行していない。敷地が奥へと斜めに伸びるような不整形のため、この斜めの軸を建築に取り込み、道路の軸とずらすことで住宅と街に新鮮な関係が生まれることを期待した。上へ行くほど地面との繋がりが薄れ、街の向きとのずれが徐々に感覚として変化するよう設計している。1階は道路と地面と身体が地続きとなり、斜めの壁と対峙する。2階へ上ると、梁や床の効果で身体が斜めに馴染みながらも、南北の窓からは街とのずれをダイナミックに体感できる。3階は建物のほとんどの要素が斜めとなり、むしろ斜めがまっすぐと錯覚して落ち着く。そこで窓に目を向けると、街が斜めの顔をして飛び込んでくる。こうした感覚の揺らぎ(行き来)を、日常の楽しみとして大事に織り込んでいった。 協働:S設計室 構造:坂田涼太郎構造設計事務所 施工:クマイ商店 写真:永井杏奈(鳥瞰を除く)/arr.大島アトリエ
黒須安義, yasuyoshi kurosu, 2023-
家屋調査:邸宅跡のレストラン
井川直樹, naoki igawa, 2023-
設計:かどの台の別邸/2つの家の門扉
デザイン:ウェブ/名刺
リライト:千駄木の住宅/表具店と集合住宅/弥彦村アートプロジェクト/辻堂の減築/59FU/邸宅跡のレストラン
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